私を月に連れてって。
05/10/28 - 01:48
投稿者:蝶吉
カテゴリ:サイン
遠に住むものとして連れて行った・・・と言います。
海原の波も、月の兎が動く姿を映してるのだと言われていました。
また、月には仙人や神々の宴で、貴重なお酒をこぼした咎で、月に島流しされ3メートルある傷ひとつ出来ない金木犀の木を切り倒さなければ、地球に戻れない呉剛という男性や、人々を救った英雄に褒美として女神から与えられた不老不死の仙薬を、盗み呑みした罰で蝦蟇蛙にされた美女・嫦娥がいるといいます。
日本舞踊では、鉢巻を兎の耳のようにして額に結び、
お餅をついたり、丸めたりと兎がコミカルに踊る「玉兎」という
作品があります。(ちょこっと、野人ダンスの風合いがあります)
そんなお話を思い出しながら、金木犀の花を白ワインに漬け込み、楊貴妃も呑んでいた桂花陳酒の香りを楽しみながら、
冴え冴えと光るお月様を眺めているのです。
月には、何もなくて、クレーターだらけの荒涼としたところで、天然資源がざくざくあると言われていますが、私は私は、玉兎がお餅をついていると信じています。
そのうち、月旅行ができるようになったら、月の住人と
グラスを傾けて、彼らと過ごしてみたいと思うのです。
(End)
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