リングス、ワンナイト・スタンド!?

11/05/17 - 07:58
投稿者:笠原さんご
カテゴリ:プロレスコラム












 一連の八百長問題を受けて、連日無料公開されている、大相撲五月技量審査場所。十日目の取組に、プロレスファン大注目の一番が組まれている。 
 西前頭十六枚目、今場所新入幕で破竹の9連勝中、ブラジル出身の魁聖(友綱部屋)対、西前頭六枚目、今場所8勝1敗と絶好調のグルジア出身栃ノ心(春日野部屋)の対戦である。

 ブラジルとグルジアと言えば、かつて前田日明率いるリングスで多くのレスラーを輩出した格闘技王国。ビターゼ・タリエルやアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの系譜が、この二人に結び付いている。もしもリングスの興行スタイルが今も続いていたら、この二人の運命もわからなかった。
 実際栃ノ心は世界アマチュア相撲大会で来日し、大相撲への入門を熱望したもの、当初は受け入れる部屋が見つからなかったというから、タイミング次第ではリングスデビューが十分期待できたのだ。

 さて、とかく世間一般には、日本の国技である大相撲に外国人力士が幅を効かせる現実をよく思わない風潮がある。取り分け今場所は中日を終えて全勝は魁聖のほかモンゴル出身の横綱白鵬の>
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