巨人軍が今季ペナント奪回の切り札として契約したメジャーリーガー、ゲイブ・キャプラー選手が不調に苦しんでいます。マスコミの論調も厳しくなる一方ですが、中で一つ許せない記事がありました。 不振に加え負傷で練習もままならないキャプラー選手が、試合前の練習を尻目に、のんきにサインを書いていたというものです。その論調はキャプラー選手に対してサインなんか書いている場合ではないのに、場違いな勘違いしていると責め立てています。 確かにキャプラー選手の不振は事実でありパッシング記事も仕方ありませんが、日ごろプロ野球選手にはファンサービスを求めるマスコミが、最大のファンサービスを否定するとは言語道断!ましてや今季巨人軍はファンサービス対策のプロジェクトチームを作ったり(顧問に長島一茂氏を起用)、本拠地東京ドームでも、フィールドシートを導入して試合前のファンサービスを奨励するなどしている中で、全く矛盾する話しです。
過日、私自身が東京ドームに行ったとき。試合前のアップに巨人軍ナインが現れると、ネットに群がったちびっ子ファンたちが口々にサインをねだりはじめました。無視を決め込む選手たちの中で、唯一キャプラー選手だけがネットに走り寄り、私をはじめ、みんなにサインを書いてくれたのです(写真)。
その紳士的な物腰、近くでみる太い二の腕、まさにメジャーリーガーの貫禄でした。そしてサインをもらった子供たちの嬉しそうな笑顔。
マスコミはこう書くべきなのです。「巨人軍のキャプラー選手は不振に悩む一方で、誰よりも熱心にファンサービスを続けている。チームの勝利に貢献できない分、せめてメジャーリーガーとしての自分にできるベストをつくしている」と。 今回前述のような記事を掲載したマスコミに対し、私はサインコレクターとして断固抗議の意を表明しますが、何よりも巨人軍はキャプラー選手のため、巨人軍の人気のため、ひいてはプロ野球のために正式な抗議をしてほしいものです。
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