WWEのRAWにケイド&マードックがデビューした。数週間前から流されていたプロモ映像の出来が良くて期待していたのだけど、触れ込みに違わぬなかなかのインパクトを与えてくれた。
まず二人のキャラがいい、お調子者のケイドとむっつり屋のマードック。試合でもケイドがかきまわしてマードックが仕留める、古典的な戦法がしっかり機能されている。「古典的な」といえばマードックの体型、最近は絞り込んだマッチョ系ばかりがデビューするなかで、いかにも昔のレスラーの面影を残していて、マードックという名前と合わせ早くも実況席のお気に入りになっている(何たって南部の帝王ジェリー・ザ・キング・ローラーとカウボーイハットのご意見番JRだもんね)。
さらに彼等を際立たせているのがこれまた古典的なエルボー攻撃。最近のエルボーといえばエルボースマッシュのバリエーションと相場は決まっていたが、エルボースタンプにこだわるマードックと、スピード+重厚感たっぷりのケイドのエルボードロップの上手さに舌を巻いた。そしてフィニッシュ、コーナー最上段に上がったマードックが見せてくれたのはカウフブランディング風ブルドッキングヘッドロック。カウボーイスタイルのレスリングを見事に甦らせてくれた、脱帽!
目下のライバルはもちろんタッグ王者のハリケーン&ロージーだけど、その向こうにいるのは言うまでもないSMACKDOUNのMNM。テキサス対ハリウッド、カウボーイ対セレブ、ビヤ樽対シャンパン、暴れ馬対パパラッチ…、どこまでも両極単な出世争いから目が離せない!
あのテーマ曲もイカシテる!早くCDにならないかなあ。
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