「さんまのからくりTV」のプロレスラー中西学選手のバーベキュー人生相談を、見ました。 やっぱり、中西選手は素敵ですよ。
海辺の蜜柑畑に程近い、中西選手の知り合いのおうちでの、バーベキューを囲みつつ、悩める人と中西選手がぶつかりあう!という主旨のコーナーです。
24歳のバンドマンが「売れてゆくために、音楽性の方向転換をしたいが、仲間が賛同してくれない」というお悩みに対して、彼の言う音楽性の方向転換だけが、問題ではなく、感受性をもっと磨かないと!と、感受性を磨くために、「表へ出ろ!」と蜜柑畑で,蜜柑狩りをすることで、感受性を磨き、唄をつくろう!と、蜜柑狩りを始める中西選手。
蜜柑の小枝ごと、鋏で切ってしまい「枝が切った所から、枯れちゃう」と注意をうけた中西選手は、蜜柑畑の持ち主に「みかんの枝の代わりに、俺の腕を折って下さい!」と言い、ドン引きされていました。 歌舞伎で、桜の枝を切ったら、その指を切れ!という立て札が出てくる話がありましたが、そこから由来してるのか?
また、バンドマンに対して「蜜柑の木を全部数えて来い!」と中西選手。
数十分後、数えてきたバンドマンに、「日本中の蜜柑の木を数えたか!?」とのたまいました・・・。 これも、豊臣秀吉の伝記に同じネタあったなぁ~。お城の管理してる森林を
調査するのに、秀吉がその仕事をするまで、大まかな数量で記録していたのを、あらかじめ、数本と縄をつくり、木々に結びつけて、縄を結んでいない木々を数えて、たちどころに、森林の木々の数を上げたという逸話です。
「蜜柑には、ビタミンがあって~」という言葉に、確かに、ビタミン豊富やし、皮も陳皮として漢方につかったり、七味唐辛子に入れたりするし・・・。
蜜柑の親戚の橘の実は、日本の神話で「時じかくこのみ」と呼ばれて、不老不死の果物とされていますし・・・。
ギリシャ神話で楽園の黄金のリンゴ(実はオレンジと言われています)を守る竜ラドンと
リンゴを求めるヘラクレスの物語(中西選手のあだ名も、ヘラクレス)やら、蜜柑で大もうけした紀伊国屋文左衛門、蜜柑の花言葉「貴方は、純潔です・花嫁の喜び」(ギリシャ神話で、神々の王ゼウスと后のヘラが結婚した時に、黄金のリンゴ(オレンジ)を贈られたことから、西洋では結婚式に飾る)が、小さな小宇宙を形成して、グルグル廻るのでした。
お天気がよくない中、蚊に食われつつ蜜柑狩りしていた中西選手に、ピッタリの
俳句を発見! 蜜柑山の花や蜜柑が顔照らす(西東三鬼)
もう一人の相談者は「夫婦の会話がない」というのに、「表へ出ろ!」と海に入り、「情熱」を叩き込むべく、
「俺を奥さんだと思って、抱きついて来い!」とタックルさせて、海に叩き込んだりしていました。 裸の大将のようなランニングシャツを、押し合いへしあいするうちに、片方破けたり・・・・。
結婚を嫌い、森で狩りをするの俊足で駆け回るのに夢中の乙女・アトランテが、父に結婚をしなさいと強く言われ、「私とマラソンして、勝った人と結婚します」と、マラソン大会が開かれます。 ある青年は、女神の入れ知恵で世にも珍しい黄金のリンゴ(オレンジ)を走る途中に、乙女に投げて、乙女が気を取られている間に、ゴールインして結婚したギリシャ神話を思い出しました・・・・。
う~ん、中西選手のなかには、小さな小宇宙が広がっているんだなぁ・・・。
どこまでも、素朴な中西選手に、ニコニコしてしまいます。
そんな、中西選手の誕生花は「スノードロップ」、花言葉は、「希望」
楽園を追われたアダムとイヴに、天使が希望を無くさないようにと、雪の中からこの花を出現させたといいます。
あと、3本の矢(毛利元就)を3本の槍と言っていたり、素敵すぎます
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