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HOME (Archive) > プロレスの神様、カール・ゴッチ
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カテゴリ: サイン日記

  プロレスの神様、カール・ゴッチ

2007-07-31 - 07:12:43  投稿者:笠原さんご 

 カール・ゴッチは本名をカール・イスタズというドイツ人、アマレスで鍛えイギリスに渡り、ビリー・ライレー・ジム(通称スネークピット=蛇の穴)で研鑽を積む。デビュー時、ドイツ将校の名に因みカール・クラウザーと改名、さらに女性プロモーターに見込まれてアメリカへ。
 アメリカでは妥協のないファイトスタイルが嫌われ、絶対的実力を認められながらも世界王座をはじめとする表舞台には縁がなかった。
 一方で時の世界王者バディ・ロヂャースを控室で袋だたきにしたとか、これも実力派の親友ビッグ・ビル・ミラーと組んでストリートファイトでマフィアを一蹴したとかいう噂が広まる。 待望の初来日は力道山全盛期の日本プロレス、開幕戦で業師・吉村道明に必殺ジャーマンスープレックスで快勝。この時、興奮した記者がジャーマンスープレックスを聞き取れず、思わず「原爆固め」と言って、以来、日本では原爆固めの名が定着した。そしてこのシリーズ、共に来日していたカナダの密林男グレート・アントニオをリングで合法的にリンチし、さらに伝説を高めたが、それ以上にこの時の来日は燃える闘魂アントニオ猪木にプロレス開眼をもたらせた点でゴッチの人生を大きく変えていく。
 帰米後は伝説の名レスラー、フランク・ゴッチにあやかりカール・ゴッチと再度名を改めるも、相変わらず表舞台には声がかからず、ゴッチは日本を主戦場に移す。
 日本プロレスにコーチとして招かれ、国際プロレスでは後に大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントとして世界に君臨するモンスター・ロシモフにジャーマンスープレックスを決め、そして新日本プロレスの旗揚げ戦では外国人組のエースとして屋台骨を支えた。
 一線を退いてなお、カリスマ性は昇る一方。日本人レスラーが海外修行に出る際の受け皿となり、前田日明のUWFや藤原喜明の藤原組、最近では藤波辰巳と西村修の無我など、弟子達に請われればつねに厳しくも温かい眼差しでバックアップ。シーザー武志のシュートボクシングにもインスピレーションを与えたと言われる。
 アメリカにおいてもジャック・ブリスコやボブ・バックランドといった世界王者クラスが手ほどきを受けたが、ゴッチいわく最愛の弟子は木戸修。マイサン(息子)と呼んで可愛がったが、最愛の弟子が最も地味な実力派というのもゴッチらしい。
 思いつくままつらつら書いていたら、弔文が長文になってしまった、でもカール・ゴッチの半生は、こうして日本のプロレスファンの頭に完ぺきに張り付いている。アメリカでの知名度はもっと低く、母国ドイツではさらに低い気がする、そう考えると極めて数奇な人生を歩んだレスラーか。

 ゴッチは幼いころに事故で三本の指の先を失ったと聞いた。サインを貰うときに思わず確かめたが、本当のことだった。
 それにしても美しいサイン、片仮名で書かれたドイツに母国へのプライドを感じる。ご冥福をお祈りいたします。

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コメント

 なるほど、綺麗なサインですね。
なんかひとの信念みたいなものが
文字から感じ取られます。

投稿者:向維 新 2007-07-31 12:54:55 


原爆固めのゴッチさんが、原爆資料館に来たという話は聞きませんでした。でも、97年に
原爆によって目覚めたことになっている
当時読売巨人軍の主砲だった「ゴジラ」
松井秀喜選手ならやって来たそうです。

7月に、雨ばっかり降って、野球が1試合しかなかった広島の肌寒い夏でしたね。

あーれかーら十年もー。

松井は、石川県の生まれだから、原爆が他人事じゃないんでしょうね。いい奴です。
だから、ヤンキースでも活躍できるんです。
ヤンキーたちから搾り取ってくださいね。

投稿者:山田彰 2007-09-04 15:06:12 



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