広島東洋カープの解雇選手の中に、
松本 奉文(ともふみ)内野手の名を見て、
愕然としてからほぼ一月。
もう一人広島には松本高明という
右投左打の内野手がいて、高卒3年目になる。
「帝京高校野球部出身、
プロになれたほうのタカアキ」であり、
俊足で期待されている。
松本奉文は1999年ドラフト7巡目で入団。
地元広島、崇徳高校から亜細亜大に進学。
「亜細亜大野球部史上、最も優しいキャプテン」
などと言われたらしい。
奉文をはじめて見たのは、2000年の秋口。
友人と行った広島市民球場のヤクルト戦。
代打で前田浩継からレフトへプロ初本塁打。
素直な振りの長距離砲候補だった。
2004年には、ウエスタンでぶっちぎりの打点王。
二軍では図抜けた存在になりながら、
一軍に登場するとなかなか
チャンスを生かせない、と評された。
奉文は本来、三塁手だ。
広島で右の三塁、一塁手と言えば、
本塁打王を獲った新井、
レギュラーに定着しそうな栗原がいる。
奉文は確かに、この二人ほど
怪力じゃないかもしれないが、
打撃の粗さや癖が少ないうえに
守備は彼らより遥かに上手だ。
ショート、セカンドまでこなす器用さ、
守備要員としての失敗が祟った?
成長が期待された新井に栗原、
「2000本安打達成がチームの
勝敗より優先された」とさえ思える野村、
彼らを起用するチームとしての我慢。
そのことと比較すれば、
奉文の起用には全く我慢が無かった。
今年、最終シーズンになった奉文の成績。
打率、3割3厘。1本塁打。
得点圏打率、4割7分7厘。
出塁率、5割1分5厘。
長打率、7割5分。
タイトルホルダー候補じゃん。
奉文にチャンスに打席が回って来ると
代打に野村、浅井、東出・・・
山本浩二監督、その他首脳陣、
辞めて当然だ。
自分のチームの選手くらい把握しろ。
去年の「10年目の首位打者
『赤ゴジラ』嶋のブレイク」だって、
首脳陣の見識の無さを示すものでもある。
引退後に球団職員になる?
「広島を見返す」って言って、出ないのか。
広島球団も、松本奉文でトレードの
商売する気さえないのか。
ブラウン新監督、撤回してくれぇ。
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